光のビームが見られる時期

光のビームは多くの人が思い浮かべるアンテロープキャニオンの姿で、それはアッパー・アンテロープキャニオンのものです。ビームには、ほぼ真上からの太陽と、開口部の上の晴れた空が欠かせません。見られる可能性があるかどうかは訪れる月で、実際に見られるかどうかは枠の時間帯で決まります。このガイドではその両方と、昼の枠を予約した人がはまる時計の落とし穴を取り上げます。

光のビームとは

アッパー・アンテロープは底が広く上がすぼまっているので、空は細く曲がりくねった筋のようにしか見えません。太陽がその筋をまっすぐ照らすほど高くなると、周りの壁は暗いまま、光の柱が砂の上に落ちてきます。光の柱はそれだけではかすかなものです。ガイドがそこへ砂をひとつかみ投げ入れると、舞い落ちる砂ぼこりで写真のビームが輝いて見えるのです。

ロウワー・アンテロープとアンテロープキャニオンXは上が広く開いているので、光は1本の柱として落ちるのではなく、温かな輝きとなって壁に広がります。TaadidiinのキャニオンXの掲載には光の柱への言及もありますが、底まで届く典型的なビームはアッパーならではの光景です。ロウワーのほうが優れている点とあわせて、アッパーとロウワーの比較で検討しています。

ビームが見られる月

ビームは3月下旬か4月に現れ始め、10月上旬に消えていきます。いちばん強いのは5月から8月ごろで、アリゾナ北部の上空に正午の太陽がもっとも高く昇る時期です。アッパーのある掲載ではビームの季節を4月から9月としていて、10月に正午の枠を予約した口コミ投稿者はビームを見られずに帰っています。

冬は太陽が低すぎて底まで光が届きません。それでも人が少ないぶん行く価値はありますが、色合いはやわらかく落ち着いたものになります。ビームではなく、やわらかな輝きを楽しむつもりで出かけましょう。訪れるのにいちばんいい時期では、ビームを暑さや嵐のリスクと月ごとに比べています。

アッパー・アンテロープキャニオンの暗く湾曲した壁の間を、舞い落ちる砂を含んで底まで届く1本の光のビーム

大切な時間帯

シーズン中、ビームが現れるのはアリゾナ時間でおよそ11:00〜13:30です。この時間帯に始まる枠なら、太陽がまだ高いうちにメインの空間に着けるので、いちばん可能性が高くなります。早朝のツアーは涼しく均一な光で、光の柱はまったくありません。午後の枠ではビームがすぐに消えてしまいます。15:25の枠は光が乏しかったという口コミもあれば、真夏以外は13時以降のツアーだと光を逃すと注意する口コミもあります。

ビームは移動もします。太陽が空を横切るにつれて底の上を滑るように動き、ある空間で消える一方で別の空間が明るくなるので、ガイドはそれに合わせて歩く時間を調整します。

プライムタイムの枠から売れていく

どの時間帯が人気かはツアー会社もわかっていて、アッパーの昼前後の枠は料金が高く、真っ先に売り切れます。夏は数週間前に埋まることもあるので、旅のほかの予定を決める前にビームの時間帯を予約しておきましょう。この時間帯を独自のグレードとして売る掲載もいくつかあります。ViatorのTse Bighaniliniでは「〜から」料金で買えるのは通常の枠で、上位のグレード(プライム、ピーク、エクスクルーシブ)は高くなり、約174ドルを払ったという口コミ投稿者もいます。

Tse Bighaniliniのプライムタイム入場(約95ドルから)はまさにこの時間帯に合わせたツアーで、AZ-98沿いの事務所から峡谷までシャトルで向かいます。注意すべきは細かい条件です。GetYourGuideでは最近の口コミがわずかしかなく、返金には4日前までの連絡が必要。Viatorでは返金が一切なく、チェックイン時に追加料金を求められた客もいます。

AACTのアッパーツアーは一日を通していくつかの出発時刻があります。まだ空きがあれば日付選択で午前遅めか昼前後の枠を選び、昼の割増がどのくらいかはツアーの料金で確かめてください。

アッパーの午前遅めの枠

AACT自身のアッパーツアーは両サイトで販売され、24時間前まで無料キャンセルできるので、昼の枠を早めに押さえておいて、あとから考え直すこともできます。GetYourGuideでは約92ドルから、Viatorではすべての手数料込みで約119ドルです。

雲とモンスーンの嵐

ビームには開口部に当たる直射日光が必要で、頭上を雲がひとつ通るだけで消えてしまいます。かすんだ日は光の柱も弱くなります。7月から9月中旬ごろは北米モンスーンで午後に嵐が起こり、ペイジが晴れていても、はるか上流の雨がスロットに鉄砲水を押し流すことがあります。そうなるとツアー会社は峡谷を閉鎖し、別日への振り替えか返金を提案します。当日になって連絡が来ることもあります。5月と6月は嵐の季節が始まる前で強いビームが見られますが、通りがかりの雲の心配がない週はありません。

正午の時計の落とし穴

アリゾナ州は一年中山岳部標準時のままですが、峡谷を囲むNavajo Nationは夏時間で時計を進めます。3月から11月ごろは、峡谷の近くでスマートフォンがナバホ時間に切り替わり、ツアー会社の時計より1時間遅い時刻を表示することがあります。掲載はアリゾナ時間なので、正午の枠が画面では13:00に見えることもあるのです。Tse Bighaniliniは出発の45分前にチェックインを締め切り、遅れた客を返金なしで断る掲載もいくつもあります。スマートフォンの時刻は手動で設定し、バウチャーのチェックイン時刻を確認してください。続きはタイムゾーンのガイドで。アリゾナ州の時刻そのものについてはWikipediaに解説があります。

帰り道の暑さ

ビームの時間帯は、いちばん暑い時間帯でもあります。ペイジの夏は約35〜38°Cになり、アッパーの出口では日陰のない場所を約15分歩きます(AACTによると上り21段、下り112段)。バッグは禁止なので、チェックインでしっかり水を飲んでおきましょう。帽子をかぶり、つま先の出る靴を断る掲載がいくつもあるので、つま先の覆われた靴を履いてください。水のパウチさえ断るツアー会社もあります。暑さに最初に参るのは子どもです。上りについては子ども連れと参加条件のガイドに詳しく書いています。

シーズンを外れた日程なら

冬や晩秋の旅でも峡谷は楽しめます。雰囲気が違うだけです。ロウワーは月を問わず朝から午後まで輝き、やわらかな光は曲線を描く壁の広角写真によく合います。キャニオンXは一年を通して人が少なく、詳しくは静かなスロットのガイドで紹介しています。出かける前に、写真撮影のガイドで、やわらかな輝きもビームも活かせるスマートフォンの設定を確認しておきましょう。

光を追いかけて

昼の光についての質問

アンテロープキャニオンの光のビームは何時ごろ?

アリゾナ時間でおよそ11:00〜13:30、それも3月下旬から10月上旬ごろだけです。いちばん強いのは5月から8月ごろです。

ロウワー・アンテロープキャニオンでも光のビームは見られますか?

まれです。ロウワーはV字形で上が広く開いているので、光は1本のビームとして落ちるのではなく、壁に広がる輝きになります。典型的なビームを見たいならアッパーを予約しましょう。

10月や冬にも光のビームは見られますか?

10月に正午の枠を予約した口コミ投稿者は見られず、冬は太陽が低すぎます。それでも峡谷は輝きますが、色合いはやわらかく落ち着いたものになります。

アッパーの昼の枠はどのくらい前に予約すべき?

夏は少なくとも数週間前に予約してください。昼の枠は料金が高く、朝や午後の枠より先に売り切れます。

ガイドは砂を投げてビームを見えるようにしているのですか?

そうです。ガイドが光の柱に砂を投げ入れ、舞い落ちる砂ぼこりで光が浮かび上がります。ビームの写真の多くがあれほど明るく見えるのはそのためです。